こんにちは、 Co-Co Lifeタレント部の専属タレントの曽塚レナ(写真左・黒いほう)と申します。
もう梅雨ですが、皆様、五月病などにはなられたのでしょうか。 今年は早々に真夏並みの気温が続き、既にうんざりされていらっしゃる方も多いことと思います。
そんな中、我らが不良車いすユニット、 「BadAss Sores(バッドアスソアーズ・以下バッドアス)」のメンバー中嶋涼子と、私・曽塚レナは、 まさかの東京大学からの講演のオファーに戦慄(せんりつ)しておりました。 この国の最高の頭脳が集う、東京大学(いわゆる東大)。 そんなエリートの卵たちがパック詰めになって並んでいるような環境で、 バッドアスの二人が講演することとなり、私達は新宿の某ファミレスで途方に暮れていました。
涼子 「どうする? 私達、東大に何を求められてるの……?」
レナ 「と、等身大の話をしよう……。東大だからって、背伸びするのはやめよう!」
涼子 「そうだね! 私達らしく話そう!」
さて今回、私達がオファーを受けたのは、東京大学「障害者のリアルに迫るゼミ」。
私達にしか話せない、私達らしい講演をしようと、 必死にパワーポイント資料を作ってリハーサルをする相方の涼子を見て、 彼女とならこの難局も乗り越えられる! 頑張ろう! と決意したレナなのでした。
そして……
2018年5月24日(木)、講演当日。 緊張で言葉少なになるレナ、隣りでビビる涼子。 事件は現場で起こっているんだ……。 教室には30名余りの大学生が入ってきました。 みんな不思議そうな面持ちで私達を見つめています。
涼子 「え、レナ無口じゃない……? 大丈夫?」
レナ 「だっ、大丈夫……」
まずは、Co-Co Life☆女子部スタッフ・岡安 均さんによる「Co-Co Life☆女子部」の媒体説明。 読者サポーターの内訳や、企業とのコラボ企画について紹介していきます。
高まる緊張……。 で す が !!
どーん。 涼子&レナ「はじめまして! バッドアスソアーズでーす!!」
マイクを持った瞬間に、芸人スイッチがONになる二人! テンポよく、等身大の車いすユーザーとしての恋愛や、日々の苦労、困っていること、 車いすあるあるエピソードなどを話すことができました。
皆様が私達を「障がい者」として見ているのと一緒で、私達も「東京大学」「東大生」に 定型のレッテルを貼ってしまっているよね、なんて。
そんなお話や、「共に生きるとは」なんていう深いテーマについても話すことができました!
いえーい!! 大成功!!
「日頃、このゼミでは、福祉のモデルケースなど、難しい講義が多かったので、今日は新鮮でした」 と話す学生さんたち。 懇親会にも誘っていただき、一緒に夜まで飲み明かしましたとさ。
「難しい存在」としての車いすユーザーから、「身近な存在」としての車いすユーザーへ。 バッドアスの挑戦は終わりません。
そして、ゼミ参加者の皆様からは素敵な感想をいただくことができました。 以下、抜粋です。
●今日来られたお 2方はとてもエネルギッシュで、このような障がい者の人のたちもいるのかと 驚きました。「障がい者」と呼ばれる人でも様々な人がいるはずで、 障がいが苦しいと思いながら生きている人だけでなく、 楽しく生きている障がい者の方の話も 聞けた方が、偏ってないという意味で、 よりリアルに迫ることができるのではないかと思いました。
●障がい者に対する価値観が変わりました。 障がい者の方は、偏見や、理解が得られないことがあって 「常に大変だ」というイメージがありました。 実際には、大変なことはあっても、障がいを受け入れて人生を楽しむと同時に、 私たちの抱きがちなイメージ、壁を壊して身近に感じさせようと取り組んでいることもあるのだと、 力を感じました。 障がい者と健常者の境目は自分でつくってしまっているだけで、ひとくくりにするものでもない、 という言葉はものすごく身にしみました。
●すでに「共に生きている」というのは、なかなか頭にガツンときた。 お2人が車いすであるということは全く関係なく、こういう風に、 直感的に素直に「考えすぎずに」話をしてくれる方には、 この大学にいると(哲学科にいると?)なかなか会えないので、新鮮で勇気が出た。
●これまで、抽象的で哲学的な話が多かったので、今回は笑って話をきけて楽しかったです。 いやされました。 自分は人生を抽象的に悲観してしまうタイプなので、 「楽しく生きる」エッセンスを実行できればいいなと思いました。
素敵な感想をありがとうございました!
曽塚レナでしたー!!
◆車いす不良ユニット「BadAss Sores (バッドアスソアーズ)」の YouTubeチャンネルはこちら https://www.youtube.com/channel/UCdaS6EVp_ya8j-aHm2Z4tbA