2017年2月5日(日)、イオンモール幕張新都心(千葉県千葉市)で行われたイベント「チバリアフリー」
略して「チバフリ」に「Co-Co Life☆女子部」が参加しました。
この催しは、2020年の東京パラリンピックに向けた新たな取り組みとして開催されたものです。
イベントでは、「ファッションショー」と「ダンスパフォーマンス」が繰り広げられました。
その様子を編集部のエノモトがリポート!
私たち「Co-Co Life☆女子部」からは、19歳~30歳の読者モデル6人がファッションショーに登場しました。
本番前、慌ただしくメイクを済ませたモデルたち。
「緊張する~」とおっしゃりながらも、モデル同士や本誌スタッフと談笑し、リラックスして過ごされていました。
昨年10月の「バリコレ」にも出演したμ(みゅう)さんは、「今回はお客さんとの位置が近いので、
前回のバリコレよりも緊張する」とのこと。
今回のファッションショー、「Co-Co Life☆女子部」のテーマは、
「イオンモール幕張新都心のお店でデートコーデ」。
女性に人気のブランドを使用し、スタイリスト西田慶子さんにコーディネートして頂きました。
いよいよ本番です。司会を務める寺田湧将(ゆうすけ)さんが、
コンパクトなトラベルスクーター「ラギー(Luggie)」に乗って登場しました。
イベントのオープニングを飾るのは、我らが「Co-Co Life☆女子部」!
最初に元山文菜編集長より、「Co-Co Life☆女子部がどのようなフリーペーパーか」という説明を行いました。
さぁ、モデルさんの出番です! 6人のうち、トップバッターを務めるのは、μ(みゅう)さん。
「Heather(ヘザー)」のスキッパーシャツは、ピンクのフリルがとってもガーリー。
レースのビスチェキャミソールを合わせて、ちょっぴりセクシーなコーデに。
元気よく会場の皆さんに手を振っていました。
続いての登場は、「ほりみえ」こと、堀越美江(よしえ)さん。
「SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ)」の
ボートネックTシャツと、春らしい大柄ペイントスカートを合わせたさわやかコーデ!
笑顔いっぱいで、大人のデートコーデを見せてくれました。
3番手は、山本理菜さん。山本さんは、「Flor by Rew de Rew(フロール バイ ルゥ デ ルゥ)」の
すみれ柄ワンピースと、本人私物のピンクのパンプスを合わせて。
「大人かわいいを忘れない」というブランドコンセプトは、
2人の子どものママだけどいつまでも可愛らしい山本さんにぴったり!
古澤由利香さんは、「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」のブルゾンと、
ストライプ柄のプリーツスカートで「カッコ可愛い」コーディネートに挑戦!!
「初めてのファッションショーでめっちゃ緊張した」とのことですが、
堂々としたウォーキングを見せてくれました。
次のモデルとハイタッチで交代!
次は、谷 美英(みよん)さん。「Right-on(ライトオン)」の水色のパーカーに合わせたのは、
お嬢様風のホワイトのプリーツスカート。
スカーフをカチューシャがわりに使用。
ステージではキュートなポージングを披露してくれました。
「Co-Co Life ☆ 女子部」チームのトリを飾るのは、後藤仁美さん。
スペインの個性派ブランド「DESIGUAL(デシグアル)」のマリンストライプのワンピースと、
頭に巻いたスカーフが印象的。
季節を先取りした、サマーデートコーデを紹介してくれました。
おしゃれなスタイルに、会場から歓声が上がりました。
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その後は、障がいを持つダンサーさんによるパフォーマンス。
今回ダンスを見せてくれたのは、かんばらけんたさんと想真(そうしん)さん。
想真さんは、本誌vol.16号の「男子部」特集で表紙を飾ってくれましたね。
実はその後に性同一性障がい(無性)であることを公表し、性別に囚われない独自の活動を続けています。
今回は、キツネのお面をかぶって登場。しなやかで美しいダンスを踊ってくれました。
かんばらけんたさんは、リオパラリンピック閉会式でもダンスを披露した実力派。
ご自身が乗っている車いすを巧みに操り、力強くカッコ良いダンスで観客を魅了しました。
お2人それぞれのダンスの後は、かんばらさんと想真さんの即興コラボ!
なんと、お2人で一緒に踊るのは初めてとのこと。
しかし、初めてのコラボとは思えないほど息の合ったダンスを見せてくださいました。
お2人が手を取り合って踊る場面は、とても感動的でした。
* * *
次のプログラムは、ピープルデザインを掲げたブランド「tenbo」の登場。
「チバフリ」をプロデュースした鶴田能史さんが手掛けるブランドです。
ファッションショーでは、抜毛症(ばつもうしょう)や遺伝性ニューロパチー、
車いす、外国人など、様々なモデルさん計10名が登場しました。
モデル(左)西 真理子さん、(右)神閑風香さん。
(左)薮本 舞さん、(右)河野ちひろさん。
ジェイソン・ハンコックさん。
麻生真理さん。
「tenbo」の衣装は、いつもカラフルなものが多いです。
今回、最も目を惹いたのは、「ヘルプマーク」をあしらったドレス。
ヘルプマークとは、「目に見えない障がい」を持っている方が、
援助を受けやすくする為に持っているカードです。内部障がいをお持ちの方たちがカバン等に付けて使用します。
ファッションショーでは、実際にヘルプマークを使用しているモデルさんが、
ヘルプマーク柄のドレスを身につけ登場。
ファッションを通じて、ヘルプマークの重要性を訴えました。
赤を基調とした華やかなドレスは、強く印象に残りました。
弥生(やよい)さん。
AKIさん。
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最後は、千葉県にゆかりのあるパラリンピックアスリートによるファッションショーです。
アスリートの皆さんは、ランウェイ上で実際に自分の競技を披露してくださいました。
最初に登場したのは、「ボッチャ」の大濱梨沙選手。
ボッチャとは、カーリングに似た競技です。
大濱選手は、実際に見事な投げっぷりを披露。
次に登場したのは、2020年東京パラリンピックより正式種目となる「車いすバドミントン」の村山 浩選手。
村山選手が打った羽根は、天井高く舞い上がっていました。
「車いすバスケットボール」の森 紀之選手は、かっこいいドリブルで会場を盛り上げてくれました。
13歳の「車いすテニス」全日本チャンピオン、坂口龍太郎選手も、
堂々たるウォーキングと実技を見せてくれました。
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ファッションショーのフィナーレは、出演者全員と会場のお客さんでダンス!!
想真さん考案の「地球ハッピー体操」を踊りました。
障がいを持っている人もそうでない人も、一緒に楽しむことができました。
今回のファッションショーを通じて、障がいのある人もおしゃれを楽しむきっかけになったのではないでしょうか。
○ ショーの模様が、NHK「首都圏ニュース」で放送されました。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20170205/3502071.html
○ インターネットで、ショーの様子が(全40分間)が見られます。
USTREAM(ユーストリーム) http://www.ustream.tv/channel/uFx3y3pDbL5
撮影:Ryusei Nagano、元山文菜、長谷川祐子、榎本佑紀
取材・文/榎本 佑紀(「Co-Co Life☆女子部」編集部)