2014年4月24日(木)、
東京でも有数の格式ある結婚式場「八芳園(はっぽうえん)」。
この中にあるウエディング衣装室「曽我(SOGA)」が、車いす専用デザインのドレスを発表したということで、取材に行ってきました。
編集部の守山菜穂子がレポート!
本日の取材場所はこちら。
八芳園の「THE ORIENTAL CHAPEL(ジ・オリエンタル・チャペル)」。
段差のない館内。
全面バリアフリーです。素晴らしい!
お支度が始まりました。ワクワク。
チャペルでの撮影が始まりました。
モデルは、「Co-Co Life☆女子部」vol.7でも表紙を勤めた
読者モデルの桐生寛子さん(脊椎損傷)。
美しいですね!
ドレスは、車いすで脱ぎ着しやすいよう考え抜かれた、専用デザイン。
・上半身、下半身がそれぞれ巻きスカートのように1枚に広がる。
・身体のまひの度合いにより、右からも左からも着られるようになっている。
・ファスナーやベルクロで、フリルや飾りをつけたり/取ったり、簡単にできる。
服を脱ぎ着するのが大変な方も、お色直しが簡単にできます。
・自分の車いすを、ドレスに合わせた布カバーで覆うことができる。
車いすを乗り換えなくて良いので、安心。
たくさんの車いすユーザーにヒアリングして開発されたというだけあって、
随所に工夫が凝らされています。
専用のケープで肩を覆うこともできます。
ドレスの後ろ姿はこんな感じ。
リボンが車いすの外側に出るように工夫されています。
背中も痛くない!
後ろから見るとトレーン(長い裾)を引くように
車いすも共布でカバーされています。素敵。
続いてお色直しのカラードレス。
キュート系のイエロードレスの腕には「ブレスドレス」という華やかな飾りをつけて、車いすを漕ぐ手も麗しく。
電動車いすの方には、レバーを操る方の手につけるのをお勧めしているとか。
株式会社 曽我「車椅子の方のためのオリジナルドレス」
http://www.soga.co.jp/wheelchair/index.html
なお曽我のドレスでは、伊勢丹系列のデパートにレンタル店が入っているので、
ドレスを自分が挙げたい式場に持ち込んで、着ることができます。
ファッションのユニバーサルデザインを
感じさせていただいた1日でした。
後日談
2015年秋の「Co-Co Life☆女子部」vol.13で、
曽我のドレスをお借りして表紙の撮影をしました!
記事/守山菜穂子
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