まるで立っているかのような新婦。
彼女は読者モデルの、林 詩織さん。
実は車いすユーザーです。
2014年9月19日(金)、
スマイルエッセンス合同会社が提案する「ユニバーサルウエディング」の
模擬挙式を取材しました。
同社がオリジナル開発した電動車いす「Isco(イスコ)」に、
ウェディングドレスを一体化させた、新しいウエディングスタイルの提案です。
場所は、東京・お台場の「ホテル日航東京」
海の見えるガラスのチャペル「ルーチェ マーレ」。
電動車いすユーザーである、本誌ライター村田望も
「Isco」に試乗させていただきました。
リフトで上下し、高さが変えられる車いす。
フットレストも一緒に上がるので、高さが出ても恐くない!
座った瞬間、クッションもふわふわでした。
手元のコントローラーで、握力の弱い方でも操作しやすいようになっています。
センターのタイヤが回転軸になるので、その場で360度回転できるんです。
そのため、通常の電動車いすより、圧倒的に小回りが利きます!
狭いウエディング会場でも、動きやすいように設計されています。
ブーケは、持ちやすさ・安定感があります。
生花が、花瓶のような筒に入っているため、筒ごとテーブルで自立することができるのです。
筒に太さがあるため、握力が弱くても持ちやすく、溝が手にフィットしやすい形状でした。
このユニバーサルデザインウェディングの事業を立ち上げたのは、
スマイルエッセンス合同会社の川端教子(かわばたのりこ)さん。
模擬挙式を行った式場の設備、ドレス、新郎新婦、結婚式の参加者に対して、
ユニバーサルデザイン化への配慮がされているのが伝わって来ます。
電動車いす以外にも、
聴覚障がいの方のためには、手話通訳さんや、手話のできるメイクさんがスタンバイ。
視覚障がいの方への楽しみとして、
香りの付いたペチコートをご用意。新婦が動く度に、香りも味わえるとか。
まさにユニバーサルデザインウェディング。
今後もさまざまな障がいのある方に向け
ウエディング企画を提案していくそうです。楽しみですね!
ちなみに今回、模擬挙式に取材に来ていた「テレビ大阪」の取材班から、
なんと私が逆取材されました!
車いすユーザーとして、ドレスの感想を聞かれたのですが、
ちゃっかり「Co-Co Life女子部」本誌を持ちつつ宣伝してきちゃいました(笑)
貴重な経験になりました。
(文・ライター 村田望)
<お問合せ先>
スマイルエッセンス合同会社 ユニバーサルウエディング
http://www.smile-es.co.jp/
模擬挙式の動画はこちら
http://youtu.be/IKQpt0ZumiI