お台場・有明エリアの、「撮って」「触れ合って」「見て」楽しめるスポットを紹介!

 2023年12月6日にお台場の人気屋内施設『デックス東京ビーチ』内の『東京トリックアート迷宮館』&『アニミルお台場店』と有明エリアの『スモールワールズ』の3カ所を、読者モデルが体験してきました。
 車いすでも楽しく遊べるところを紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください!体験取材してくれたのは、読者モデルの赤津慶美さんと吉井麗実さんです。

※提携サイト「らくゆく」からの転載記事になります。

赤津慶美(あかつよしみ)さん 22歳
脳性麻ひ(痙直型四肢麻ひ)
吉井麗実(よしいれみ)さん 18歳
脳性麻ひ

いろいろなアイデアで、面白写真を撮って楽しむ!
『東京トリックアート迷宮館』

 2人がまず向かったのは、デックス東京ビーチ シーサイドモール4階にある『東京トリックアート迷宮館』。スタッフから写真の撮り方説明を受けて、面白写真の撮影会スタートです!

[江戸エリア]
 華やかな江戸の街にタイムトリップしたかのような世界が広がります。ちょっと緊張気味な2人は、まず「からくり茶屋」で、ポーズを決めるにもいろいろ迷ってしまい…。
 お茶屋の女将さんの指が赤津さんのバッグに引っかかるようにしたり、吉井さんは転がってきた巨大な桶を受け止めようとしたりして、面白写真の世界を楽しみました。

▲「女将さ~ん!ちょ、ちょっと待って!私のバッグを取らないで!」
 ー作品名:からくり茶屋
▲巨大な桶を 「ん、んんん!重い!」
 ー作品名:桶泥棒

[愉快な忍者とお化けエリア]
 段々とトリックアートに慣れてきた2人。次々とポーズを決めていきます。壁の向こうにいる忍者を見つけたように手を添えてみたり、障子を破って襲ってきたのはからす天狗!赤津さん、吉井さんはびっくり!

▲「見~つけた!忍び出てこい!」
 ー作品名:忍法隠れ身の術、破れたり
▲「キャー!からす天狗だ~!だれか助けて~!」
 ー作品名:からす天狗

[トリックアート名作ギャラリー]
 吉井さんがまるでワイングラスに閉じ込められているように見えます。

▲「助けてぇ~!」
 ー作品名:ドラキュラのおやつ

 すっかり撮影に慣れた2人は写真映えを意識しながら楽しんでいました!

 館内は隠し扉など、通路上に潜る扉や開口部があります(幅:750mm(内法) 高さ:1,350mm)。2人とも電動車いすでしたが通り抜けることができました。館内はすべて車いすで移動可能です。

 その他に、館内には来場者の脳を刺激する「脳トレコーナー」や、楽しいお土産ものがたくさんの「グッズコーナー」もあります。

詳しくは 東京トリックアート迷宮館 HPにて確認
 https://www.trickart.info/

多目的トイレ場所
 シーサイドモール1F・3F
 アイランドモール1F・4F
 詳しくはフロアマップを確認
 https://www.odaiba-decks.com/floorguide/1f.html


都心で癒しのもふもふ体験!
『アニミルお台場店』

 次に2人が向かったのは『動物たちが暮らす森 アニミルお台場店』。まずは、約20匹のワンちゃんとネコちゃんが自由に駆け回る「パークエリア」から。
 キャットタワーでくつろぐネコちゃんや元気いっぱい走り回っている小型犬たちに、動物好きの2人は最初からテンションMAX!! 
 ネコちゃんが上に乗ってきてくれたときは、思わずカメラマンに「早く撮ってぇ~♪」とおねだり。
いい写真が撮れました♪

▲ゲレゲレくんとハイ、ポーズ♪
▲膝の上に乗っているのは、ムタくん

 ワンちゃんたちとはおやつでコミュニケーション。おやつは室内の「おやつガチャ(100円)」で購入できます。(ネコちゃん用もあります)
 手のひらに乗せるのが難しい吉井さんは、スタッフさんが用意してくれた持ち手の付いた容器で挑戦。

▲「もう終わり? もっとちょうだ~い」 おねだり上手のセンターくん
▲もらえるまで待っています。いいコたちですね♪

 お次は、時間で動物が入れ替わる「アドベンチャーエリア」へ。中に入るとインコの元気なあいさつに、モデルさんも我々スタッフもびっくり!

▲おしゃべり上手なキビタイボウシインコのホマレちゃん
▲コールダック。奥の囲いの中にモルモットたち

 昼のピクニックタイム(15:00まで)と夜のキャンプタイム(15:30以降)に分かれており、登場する動物たちが異なります。私たちが訪れたときはピクニックタイムでしたが、キャンプタイムでは夜行性のコアリクイ・フェレット・フクロウ・ヘビなどと会うことができます。

▲キャンプタイムの夜行性の動物たち

 最後は東京湾が一望できる「テラスエリア」。ここも昼夜交代対象エリアです。
 ピクニックタイム(15:00まで)では、カピバラやリクガメ、イグアナが出場しています。キャンプタイム(15:30以降)はフクロウやヘビが登場し、サプライズで記念撮影会が行われることがあります。

 この日も、ピクニックタイムのカピバラ兄弟と体重40kgの大型リクガメがデッキをお散歩中。どちらものんびりしているイメージですが、ずっと動きっぱなしの3匹に「けっこう活発に動くんだね」と新たな発見をした2人でした。

▲カピバラの兄弟サイくんとモイくん。その横をケヅメリクガメが通過!

 ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』ファンの赤津さんは、映画に登場するカメレオンのパスカルがお気に入り。なので、同じ爬虫類のイグアナに会ってみたい、とのこと。

 と、いうことで、ごたいめ~ん♪ なんと! 触ることにも成功しました!!(5分以上かかりましたが(笑))
「こ、怖いけど、うれしい~」と念願だった、ツーショットも無事に撮れました。

 ワンちゃんネコちゃんだけでなく、カピバラやイグアナなど珍しい動物たちとも触れ合うことができ、動物好きの2人は大満足だったようです。

2人が楽しんだ様子は、動画↓↓↓でもご覧いただけます。

詳しくはAnimeal HPにて確認
 https://animeal.jp/odaiba/

多目的トイレ場所
 シーサイドモール1F・3F 
 アイランドモール1F・4F
 詳しくはフロアマップを確認
 https://www.odaiba-decks.com/floorguide/1f.html


圧倒的な没入感のミニチュアの世界!
『スモールワールズ』

 最後に2人が向かったのは、東京・有明にある総面積7,000㎡のアジア最大級のミニチュアミュージアム『スモールワールズ』。
 正面の両サイドにはスロープが設置されています。車いすの方は入口右側のスロープが緩やかなので、こちらから館内へどうぞ!

 赤津さんと吉井さんは受付後、3階のミニチュアの世界へ体験突入!

[宇宙センターエリア]
 1時間に1回のロケット発射! 館内に入ったらロケットの発射時間を確認しよう!
 カウントダウンから力強く目の前で打ち上がるサターンⅤ型ロケットの打ち上げは、ミニチュアの世界とは思えないほどの大迫力。2人もそのリアルすぎる打ち上げを見上げて思わず「すご~い!」。

[関西国際空港エリア]
 飛行機がとても精巧に作られていて、タキシングから離着陸の動きがすごくリアルで、エンジン音まで再現! また、第1ターミナルや手荷物受取所、ロビー、整備士など、こちらもとても精巧にミニチュア化されています。そしてなにより空港と神戸の夜景がとても美しい!
 これを見た2人がそろって、「キレイ~!」と目の奥まで★になっていました。

▲一定の時間で昼と夜が入れ替わります

 飛行機のタキシングから飛び立つところまで見た2人は、そのリアルな光景に「スゴ!」とうなっていました。

[世界の街エリア]
 スイス、ドイツ、クロアチア、イギリス、アジアの5つの街を舞台にしたエリア。どの街も建物の中や生活する人々の様子など細かなところまで丁寧に作り上げられていて、それを見ていると、時間を忘れてしまいます。
 2人も、さっそくアジア(香港)の夜景を見て、「ネオンがとてもキレイですね。一度は行ってみたい」と疑似世界に大満足でした。

▲100万ドルの夜景(香港)を模した街並み

  看板、ネオンそしてそこに住む人たちの物語がいっぱいです。ところどころにギミックボタンがあり、それを押すと何かが動き出します。
 そして、街の中を走り回る車はなんと!自動運転だそうです。赤信号ではちゃんと停まりますし、目の前に障害物があるとこれもちゃんと停まります。すごい!

[3Dスキャナーで自分のミニチュアフィギュアを作ろう!]
 スモールワールズでは、最新鋭の3Dスキャナーを用いて自分そっくりのミニチュアフィギュアを作り、希望すれば館内のエリアの住人になることができます(1年間/有料サービス)。
 詳しくはこちら↓
 https://smallworlds.jp/pickup/3dfigure/


 赤津さんが体験!

 最初は車いすに乗ったまま3Dプリンターで撮影から…。

車いすは3Dプリンターで撮影困難!でもこれなら!
 車いすの大きさがセンサーの認識範囲を超えてしまうため、赤津さんは支えてもらいながら、椅子に座って再び撮影。車いすから椅子に移れる人なら可能(背もたれ付き椅子も可)。
 座位バランスのある人はぜひ!良い記念になりますよと、赤津さん。

 紹介したエリア以外にも、スモールワールズには以下のようなエリアがあります。
 『美少女戦士セーラームーン』エリア
 『エヴァンゲリオン格納庫』エリア
 『エヴァンゲリオン第3新東京市』エリア

 最新の技術を駆使し、面白い仕掛けがいっぱいで、没入感抜群のミニチュアミュージアム『スモールワールズ』。あなたもこの小さな世界を見に来ませんか?想像を超えた世界が待っています!

詳しくはSMALL WORLDS Miniature Museum HPにて確認
 https://smallworlds.jp/

バリアフリー情報
 ・正面玄関前 車いす用駐車場1台あり、予約不可
 ・車いすの貸し出し有 チケットカウンターにて申し込み
 ・トイレ画像 2階と3階に車いす対応トイレあり

▲写真は3階のトイレ

読者モデルの2人に感想を聞きました

赤津慶美さん
 今回の撮影でお世話になった3カ所は全て初めて行きましたが、『東京トリックアート迷宮館』では車いすでも迫力がある写真が撮れるように2人で角度やポジションを工夫しました。『動物たちが暮らす森アニミル』ではたくさんのワンちゃんやネコちゃんと触れ合えたほかに、人生初イグアナに触ったりと、とても貴重な経験ができて楽しい時間でした♪
 最後にお伺いした『スモールワールズ』ではミニチュアの世界を楽しめ、車いすの私でも椅子に移って座った状態なら「3Dプリンターの体験をできる」など、普段は体験できないような貴重な時間を過ごさせていただきました。
 今回の記事をきっかけに、車いすユーザーの皆さまやそのご家族の方、そしてお友達の方が参考になったらうれしいです!

 吉井麗実さん
「いろんな経験をさせてもらって、とても楽しかったです」。『東京トリックアート迷宮館』では写真の映る角度によって、より立体的になる絵を背景に表情豊かに撮れてとても楽しかったです。
 『動物たちが暮らす森アニミル』ではワンちゃんやネコちゃんが自然と私に寄ってきて膝の上に乗ってきたりと人懐っこくて癒されました。普段見ることができないイグアナやカピバラなどを間近で見ることができ、めったにない良い経験ができました。帰るときに、ネコちゃんがサンキューの文字を舐めながら見送ってくれました。自家製のレモネードもおいしかったです。
 『スモールワールズ』では朝昼晩の空港で飛行機が離着陸したり、ロケットの打ち上げが細かく再現されていてびっくり。3Dフィギュアを作成してもらったので、自分の立体的分身が2月に完成するので待ち遠しいです。


写真:渡邉 誠 文:神戸 剛(脊髄損傷)、油利美佐子(二分脊椎症・側弯症)


お台場周辺イベント情報
 イルミネーションアイランドお台場2023
 https://www.tokyo-odaiba.net/illumination2023/