車いすで横浜「みなとみらい」 絶景と食を楽しんだ女子旅!(後編)

 車いすで横浜みなとみらいエリアの4スポットを、読者モデル中田 恵里香さん(膠原病の混合性結合組織病・肺高血圧症)と、村上 みゆきさん(脳性まひ)が巡る後編のスタートです。

※提携サイト「らくゆく」からの転載記事になります。

横浜ベイブリッジや行き交う船など
横浜らしい眺めが魅力的な憩いの場

山下公園

 さぁ~次に向かう3つ目のスポットは「ザ・ヨコハマ」山下公園。港の眺めが魅力的で、花壇にたくさんの美しいバラが咲き誇る撮影スポットですが、取材当日はまだバラは咲いていませんでしたが、チューリップがたくさん咲き誇っていました。

 1930年3月に開園した公園。海への眺望、記念碑や歌碑など見どころの多い公園で、横浜ベイブリッジや港を行き交う船の眺めが魅力的。デートスポットとしても有名です。
「赤い靴はいてた女の子像」や「インド水塔」や「水の守護神」などの、記念碑も多く、海外との交流が盛んであったことを感じさせます。
 毎年春と秋の時期になると、花壇にたくさんの美しいバラが咲き誇り、撮影スポットとしても有名です。
 読者モデルの2人は、海沿いの遊歩道を潮風に吹かれながら、ゆっくりと散策。花壇に咲き誇る鮮やかな花を楽しみました。雲一つない青空の下、公園全体を時間かけて堪能しました。

<トイレ情報>
山下公園公衆トイレ第2

【公式】横浜市観光情報サイト 山下公園
URL:https://www.welcome.city.yokohama.jp/spot/details.php?bbid=190


横浜を360°見渡せるパノラマビュー
横浜マリンタワー

 最後4つ目のスポットは横浜マリンタワー。昼は富士山や横浜港の景色が眺められ、夜は横浜を360°見渡せるパノラマビューが魅力です。

 1961年に開港100周年記念事業として建設されました。当初は世界一高い灯台としての機能を持つ高さ106mの鉄骨造でしたが、2008年9月1日をもって廃止。その後は、開港150周年を機にリニューアルを行い2022年9月1日に再オープン。
 夜はデジタルアートが融合した、メディアアートギャラリーがオープン。「みなとみらい21」「横浜ベイブリッジ」「本牧ふ頭」など横浜を360°見渡せるパノラマビューを楽しむことができます。

 マリンタワー前の交差点を渡り、左側に道なりに進み右側にまがると、出入り口があります。通路は平坦で、車いす利用者にはオススメです。

 チケット購入時は、常にスタッフの方がいますので、声を掛ければ、お手伝いしてくれます。

 エレベーターで2階に行き、目の前の展望台専用のエレベーターに乗ります。

▲車いす利用者のみの場合は、ボタンが押せないと思うので、こちらもスタッフに声がけすればボタンを押してくれます

 30階展望台には、約2〜3分で到着。急な上昇とスケルトンのエレベーターに、モデルの村上さんは「ぞくぞくする」と感想を言っていました。
 到着すると、横浜の街を360°見渡せる絶景です。夜景はもっとキレイだろうなと思いました。

 通路は、広く車いすでも問題なく楽しめます。高い所が苦手な中田さんは、「これくらい現実的ではない高さだと怖くないので、景色を楽しむ余裕はありました。ただ、下が透明なのはさすがにダメですね」と楽しめた様子。

 横浜の絶景を楽しんだら、エレベーターで2階に移動し左側に進むと、お土産屋さんなどがあります。

<トイレ情報>
バリアフリートイレ(1階)

横浜マリンタワーHP
URL:https://marinetower.yokohama/


 横浜マリンタワーから、約5分でゴールの『元町 中華街駅』4出口(マリンタワー口)近くエレベータ前に到着。

 今回の女子旅はこれで終了です!
 お疲れさまでした~。


取材を終えて

 モデルとして参加してくれた村上みゆきさんと、中田恵里香さんに、感想を伺いました。

村上さん
 1人で出かける事はありますが、なかなか「みなとみらい」には行く機会が無いので貴重な体験になりました。

中田さん
 横浜「みなとみらい」までの、車いすでの移動は検索で調べた時間通りには行かないので、朝がとても早かったのです。スタッフさんも話しやすく初めて会ったのに自然に振る舞え、見るのも乗るのも初体験が多かったので、とても有意義であっとゆう間の1日体験になりました。

 横浜の街を巡ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
 車いすで、ロープウェイに乗り、美味しいランチをいただき、天気がよく散歩をしながら、横浜の街を一望できて楽しかったですよ。よろしければ参考にしていただけたら幸いです。


文:高瀬 翔太(頸椎損傷)写真:渡邉 誠/板倉 英人

(◎前編を見る)