第1回「ワーキングコラム」教えて!なかむら社長

☆【お仕事Q&A】あなたの”お仕事の悩み”に、中村社長が答えます!

Co-Co Lifeでは、テンプスタッフフロンティア(株)と共同で、お仕事に関するQ&Aコラムを掲載いたします。
皆さんのお仕事に関する悩み・質問に、障がい者雇用に詳しいパーソルサンクス株式会社の中村社長が答えてくださいました。

質問★Sさん(32歳・女性)からのご質問
(左半身不自由&両足の骨の壊死数ヶ所(両側)痺れ、痛み等も。車椅子で外には外出。)

障がい者雇用に関しては、まだ知識が浅くよくわからない面が多いのですが、手足などへの障がい以外に持病ももっており、体調が不安定な時もある…というような状況でも仕事はあるのでしょうか?
または在宅での仕事はありますか?

中村社長の回答Sさん、ご質問ありがとうございます。
おそらく就職活動をするにあたって、いろいろと考え、不安が高まっているのでしょうね・・・お察し致します。

今年の4月、企業に対する障がい者雇用の制度が改定され、法定雇用率(※)がそれまでの1.8%から2.0%へと上がりました。

それにより、現在、企業は更に障がい者手帳をお持ちの方を採用しなくてはならない状況にあります。
とはいえ、企業も「自社に必要な人材を雇用したい」という考えで採用を行っていますので、求人情報などに目を慣らし、「その会社が何を求めているのか?」を把握することから準備を始めるのも良いかも知れません。
最近自宅にいながらインターネットで情報収集ができるようになりました。
当社みたいな専門の紹介会社のホームページや、ハローワークの求人サイトなども多いに活用してください。

質問にあった「在宅」という雇用形態の求人も増えてきつつありますが、もちろん仕事内容や雇用条件は企業によってそれぞれです。
障がいの事や体調の事を考えると在宅勤務を検討されるのも良いと思いますが、大切なのは「在宅で何の仕事ができるのか?」 「在宅勤務という形でその企業に対しどう役に立てるのか?」という事も、履歴書を送る前に具体的に考えておくことが重要だと思います。

以前、私も人事部門に在籍し採用の担当をした経験がありますが、障がいのある方とそうじゃない方との面接の内容に、ひとつ圧倒的な違いがあった事を強烈に覚えています。

それは、障がいのある方の場合「できない事」や「こういう配慮をして欲しい」という話に終始される方が多かった事です。 ある意味それは当然の事で、会社にとっても聞いておくべき重要な事柄なのですが、人事の立場からするとそれと同じぐらい重要なのが、その人の「できる事」「やりたい事」を知り、採用して期待できる仕事を見極める事なのです。
なぜなら、企業は「戦力になる人材」を採用したいと考えているからです。

履歴書の志望動機の欄や面接では、是非、SさんのPRポイントとして「できる事」「やりたい事」をぶつけてみて下さい! 就職という単純なことではなく、あなたにとって相応しい仕事が見つかる可能性が広がるはずです!!

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