第4回「ワーキングコラム」教えて!なかむら社長

☆【お仕事Q&A】あなたの”お仕事の悩み”に、中村社長が答えます!

Co-Co Lifeでは、テンプスタッフフロンティア(株)と共同で、お仕事に関するQ&Aコラムを掲載いたします。
皆さんのお仕事に関する悩み・質問に、障がい者雇用に詳しいパーソルサンクス株式会社の中村社長が答えてくださいました。

質問★Yさん(35歳・女性)からのご質問
(線維筋痛症・慢性疲労症候群・間質性肺炎・自己免疫疾患によって両足と左腕が動かない。
右腕も少しずつ動かなくなっている。日常生活はほぼ寝たきり。)

私は仕事がしたいです。出来るものならば今すぐにでもしたいです。 ですが、私はほぼ寝たきり。車椅子で移動することも出来ますが、介助者は必須。そして車椅子でも長時間起き上がっていることは不可能です。 在宅の仕事が欲しいです。インターネットで検索するといかにもあやしげなものばかりがヒットします。どれが正解でどれか怪しいのか分からないくらいです。
きちんとした在宅仕事を見つけたいです。

中村社長の回答Yさん、ご質問ありがとうございます。 両足と左腕が動かず、右腕も動かしにくくなっているとの事ですね。 状況をお伺いし、在宅勤務でご希望に合うお仕事が見つけられれば良い・・・と、私も考えました。

在宅勤務という仕事の探し方ですが、確かにインターネットで探してみるとたくさんの求人情報がでてきます。 その際、Yさんが安心して仕事を探すためのポイントがいくつかあると思いますのでご参考下さい。

まず一つ目は、それが「基本的に障がいのある方の通勤や仕事環境への配慮から、在宅という勤務形態にしている求人なのかかどうか?」という点です。
(残念ながらそうでない仕事の情報が多いと思います。)

障がいへの配慮をした仕事ではない場合は、「仕事内容に見合った給与なのかどうか?」、「給与の決め方が明確になっているかどうか?」が確認のポイントです。

例えば、「何件入力するといくら」など、いわゆる成果報酬的な給与の場合も多いですが、仕事内容と見合った給与設定になっているかどうか?を見てください。
非常にたくさんの業務をこなさないと、それなりの給与額にならない仕事だとすると、仕事の量やスピードが要求されることになります。 その結果「大変な思いをして給与が低い」ということになり、継続が難しくなってしまうケースがあります。

障がいへの配慮をした仕事を探す場合は、ハローワークなどへ問い合わせてみたり、障がい者雇用を目的にしている特例子会社(※1)をインターネットで検索し、 人材を募集中かどうか?を確認してみるのが有効だと思います。

二つ目は、在宅の仕事を始めるにあたって、最初に何かしらでお金を払う必要があるのかどうか?です。 例えば、何かをするための材料を購入するのが条件だったり、専用のパソコンを借り、レンタル料を支払う契約になっていたり・・・などです。
こういう場合は、求人会社との契約関係を確認されるのが良いと思います。

もちろん、このようなパターンが全て「怪しい」とは言い切れませんが、長期的にお仕事を続けようという事であれば、その契約が「雇用契約」の締結なのかどうか? を確認してみる事をお勧めします。

また、「障害者就業・生活支援センター」へ一度ご相談されてみては如何でしょうか?

お住まいの地域を管轄するセンターが必ずあり、通常はハローワークとも連携していて就業や生活に関わる相談ができます。もちろんご利用は無料です。
在宅勤務かどうかに関わらず、生活面でのご相談も含めて、Yさんが長く働いていくための相談相手になってもらえるはずです。もしまだお話をされたことが無いようでしたら、ご連絡してみるのも良いかもしれません。 可能性が広がると思います。

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