はたらく図鑑♯2 吉田あいさん 社内での信頼を実感しています

※この記事は2021年8月末発行の季刊誌「Co-Co Life☆女子部 vol.37」をWeb用にリメイクしています。掲載している情報は誌面発行当時のものとなります。

障がいがありながら自分らしく働く読者にスポットを当てる「はたらく図鑑」第2回。今回は、Co-Co-Life調査部の就労サポートサービスを受け、シティコンピュータ株式会社の広報室で勤務する吉田さんと、上司で取締役の川原さんに仕事についてお話を伺いました。

お仕事File.3 吉田あいさん
(36歳・脊椎関節炎・化学物質過敏症)

大学院時代から出版事業に携わり、編集・ライターとして幅広く活躍するが、化学物質過敏症の症状のため、家での仕事が必須に。完全リモートでのライティング業務での就職を希望し、2020年にCo-Co Life調査部のサポートでシティコンピュータ株式会社へ就職。

お仕事内容を教えて!

 所属は経営企画部の広報室。自社サイトのアクセス数アップのために、社員の仕事を紹介するブログを執筆しています。これまで20名弱の社員インタビューを行いました。全ての社員に、勤務する拠点だけでなく、会社全体のことを知ってもらいたいので「みんなが『シティコンピュータはこういう会社です』と言える」ことが目標。アクセス数は順調に伸びていて、社内での信頼を実感しています。また最近では、自分の提案でツイッターの更新も始めました。

働いてみてどう変わった?

 ブログ以外でも、以前の経験を活かしさまざまな業務を依頼されるなど、仕事の幅が広がってきています。一度ファンレターをもらったことも(笑)。ライターの仕事にこだわっていたわけではないので、私に合っているなと思います。また、障がい者雇用での入社ですが、同僚には私に障がいがあることを意識されていない方も多いと感じます。和歌山の本社や地方の支社だと、リモート打ち合わせなので私が在宅勤務であることすら知らないかもしれません。一般の社員と同じように、のびのび働けています。

ココライフ調査部に登録したきっかけは?
 これまでフリーランスで働いていましたが、定職での収入が欲しいと考えていたので就労サービスに応募。障がい者雇用という働き方は初めてでしたが、病気で外に出られないという条件でも希望にマッチした会社に就職できたので、登録してよかったと思っています。

お仕事アイテム
在宅ワークの必須アイテム。耳管が細く、両耳を塞ぐとかえって聞こえづらいので、片耳のヘッドセットを使っています。


職場からのコメント
シティコンピュータ株式会社 取締役
川原 希美恵さん

現在は吉田さんを含めて、3名の方が障がい者雇用で働いています。障がいの有無関係なく、会社が気付いていない視点や新しいアイデアなどを積極的に提案できる、風通しのいい社内環境を作るよう意識しています。


▼リモートで働きたい障がい当事者応援サービス
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