はたらく図鑑♯3 高山さん 社員の一人として働けている」という実感が

※この記事は2022年2月28日発行の季刊誌「Co-Co Life☆女子部 vol.39」をWeb用にリメイクしています。掲載している情報は誌面発行当時のものとなります。

障がいとともに自分らしく働く読者にスポットを当てる「はたらく図鑑」第3回。Co-Co Life調査部の就労サポートサービスを受けて、株式会社聖文館でライターとして働いている高山さんと、その上司の森澤 譲さんに仕事についてお話を伺いました。

お仕事File.3 高山さん
(36歳・筋ジストロフィー)

大学卒業後、コピーライターとして企業で働くも、病状の進行で退職。その後、結婚と出産を機にフリーライターに。しかしライターとして安定して働きたいという想いから、2020年にCo-Co Life調査部のライターバンクに登録し、翌年に株式会社聖文館へ就職。2児の母として、仕事と子育てを両立中。

お仕事内容を教えて!

 会社が運営する学習塾をもっと多くの方に知ってもらうため、ウェブコンテンツを作っています。取り上げるテーマは教育全般で、親御さんがどんなことに興味を持つのかを考えながら、企画を立案。そのテーマに合った講師に取材をして記事を書いていきます。

 記事作成をしていて迷いや不安があっても、社内の担当者と一緒に相談し合って作り上げていけるので、「社員の一人として働けている」という実感があって、日々やりがいを感じています。

働いてみてどう感じた?

 障がいがあり在宅での仕事がマストで、さらに子どもがいるので、幼稚園や学校に行っている時間帯しか働けないなどの制約があり、就職する前は不安もありました。でも実際働いてみると、ライターの仕事はリモートでできますし、仕事のペースも体調や家族の状況に合わせて配慮していただけて、とても心地よく働けています。しかも取材する塾の先生たちは、いわば教育のプロ。子どもの教育に役立つ情報が多くて、毎回個人的にも勉強になります。いい環境で書く仕事が続けられて、本当にありがたいご縁だなと感じます。

ココライフ調査部に登録したきっかけは?
 コピーライターを辞めるときに上司から言われた「君は何か書いていてほしい」という言葉が胸に残っていて、書く仕事で社会との繋がりを持ちたいと、応募を決意。調査部の方々には就職だけでなく、就労してからもメンタル面など細かくサポートしてもらえたので、心強かったです。

お仕事アイテム
フリーで活動していたときから愛用している「仕事のバイブル」。言葉に迷う度に調べて、正しい表記をチェックしています。


職場からのコメント
株式会社聖文館 管理部
森澤 譲さん

体調などの配慮はしますが、基本はどの社員も同じ感覚です。「雇用してもらっている」なんて思わずに、ぜひ堂々と胸を張って働いてほしい。障がいのあるなし関係なく、その人だからできる仕事を一緒に取り組んでいきたいです。


▼リモートで働きたい障がい当事者応援サービス
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